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執筆者の写真InnovatIon

TOJO農園 × ときつ養蜂園

更新日:2022年1月19日


 

”Dono della Terra”は、『地球からの贈り物をあなたに』をコンセプトに このサイトは、ただ商品が買えるだけでなく作り手のストーリーや地域環境や販売の背景など、思いを届けるメディアとして運営しています。


Vol.2

TOJO農園

写真左)登城良子さん

右)登城真治さん



TOJO農園のジャンボにんにく

お二人が手に持っているのは玉ねぎではなく、にんにく! こんな大きなにんにく、見たことありますか?

大きさは、なんとリンゴ以上! このジャンボにんにく(大蒜)を育てているのは、山口県萩市のTOJO農園さんです。

今回は、”黒の蒜蜜 KURO NO HIMITSU” の作り手STORY、まずはにんにく農家の登城さんご夫婦にお話しを伺いました。

TOJO農園は、どのようにスタートしたのでしょうか。

TOJO農園のジャンボにんにくを生み出したご主人の真治さんは、実は長年市役所に勤めていたそう。5年程前から栽培を始め、少しずつ種を増やしながらスタートさせました。

もともと草花を育てることが好きで、自宅でお花やサボテンを育てていたという真治さんでしたが、先代から受け継いだ土地を活用していつか農業をやってみたい!との思いで早期退職を決意。退職後に独学で農業を学び、妻の良子さんの心強い応援もあって、にんにく農家へと転身されました。

ジャンボにんにくは、残念ながら花が咲かない作物。真治さんは今でも、趣味でガーデンニングを続けていて、自宅で素敵な花々を育てているそうですよ。


なぜ「ジャンボにんにく」だったのですか?

では、なぜ「ジャンボにんにく」農家になることにしたのか?

にんにくは、それ自体の生命力がとても高く病気になりにくいこと、また1株から6つほどの種ができ、それを翌年に残して増やしていけるという点で選ばれたそう。中でも「ジャンボにんにく」を育てている農家さんは、全国的に見てもまだ少なく、登城さんはこれを育てることに決めました。

山口県萩市。TOJO農園のある地は、日本海の海水と田万川(たまがわ)の淡水とが混ざり合う汽水域。また、田万川カルデラの領域でもあるため、火山灰が積もって出来たミネラル豊富な土壌です。田万川の上流は、河川敷に亀甲状に岩が並び「畳が淵」と呼ばれる観光名所にもなっています。



このように、様々な自然条件によって作り上げられた豊かな土壌で甘くて瑞々しいにんにくが、さらに真治さんの熱心な改良によって、他の「ジャンボにんにく」と比べてもより大きなにんにくが出来るのです。

実はニンニクとは別の種で、玉ねぎに近い「ジャンボにんにく」 にんにくの風味はそのままに、炒めたり発酵させても風味を落とさないため加工にも適しているのだとか。にんにくより刺激が少なくマイルドなことで、次の日まで匂いが残ることはないので、安心して沢山食べられるのも嬉しい特徴です!


TOJO農園を5年で育てた、ご夫婦の軌跡

TOJO農園は、実は数々のコンテストに入賞されているブランド農園。 2019年の萩市ビジネスプランコンテスト奨励賞を受賞以来、数々の賞を受賞されています。これは、妻 良子さんのご活躍もあってこその成果!

良子さんは長年コスメの販売員をされていたそうですが、販売員を辞めると決めてからビジネススクールに4か所も通い、その後起業されました。 萩の城下町は、実は世界遺産に登録されている美しい街並み。歴史的建造物も大く残る城下町には、元遊郭として使用されていた建物も現存しています。


そこで、観光サービス業に目をつけた良子さんは、花魁体験が出来るサービスをスタートさせました。このように、観光の面からも地域振興に取り組んでいらっしゃる、とってもパワフルな方なのです。山口県萩市を深く愛する思いと、ご主人を応援したいという思いはひとしおで、二人三脚でTOJO農園を育ててきました。


しかし2020年、山口県を飛び出していよいよ東京進出!というところで、新型コロナウィルスに見舞われてしまいます。飲食店での消費が減ったことで、予定していた豊洲への出荷がストップ。東京進出への道は閉ざされてしまいました。そんな時、同じ山口県内で活躍されている「ときつ養蜂園 Bee's life」と出会ったのです。



 

ときつ養蜂園 Bee's life 代表 時津佳徳さん


写真左)時津佳徳さん

右)時津志帆さん



農薬不使用の「ときつ養蜂園 Bee’s life」

山口県山口市仁保(にほ)の町にある、農薬を全く使わない養蜂園「ときつ養蜂園 Bee's life」その代表を務めていらっしゃるのが、時津佳徳さんです。

TOJO農園の登城さんと同じく異色な経歴の持ち主で、なんと理系の大学院卒で元警察官という時津さん。 大学生の時、FFC農業を提唱している企業へ視察に行ったのをきっかけに、無農薬農業(有機栽培)に興味を持ったそう。その後、大学院を卒業し一旦は定職につきながらも諦めきれず農業の道に進みます。

昼は農業を学ぶためJAでアルバイトをしながら、夜は塾講師として働いていた34歳の時、悪性リンパ腫を発症してしまったそう。 しかし、これがご自身の健康・食生活を見直す良いきかっけとなり、無農薬農業(有機栽培)への思いはさらに強くなっていったのです。闘病生活中も勉強をしながら計画を立て、病も完治した2016年、養蜂家として「ときつ養蜂園 Bee's life」をスタートさせました。


完全無農薬を実現する、FFC農業とは?

FFC(=フェラスフェリッククロライド)農業とは、二量体鉄塩という水に溶けやすい鉄分で酸化と還元のバランスを整え、動植物の機能や活性を高めるという農業の手法です。実はこれは古来から伝わっており、この鉄分を含む水を土壌づくりや水遣りに応用するというのです。

科学的根拠があり論理的なこの手法は、理系の時津さんにピッタリ。 作物が力強くなり根の張り方が変わるため、台風や塩害にも強くなり、農薬を使用しなくてもエネルギッシュな作物を育てることが出来るのです!

農薬は、自然界にはもちろんミツバチ達の命も脅かすと言われています。ときつ養蜂園は、このFFC農業をミツバチたちが蜜を吸う花の土壌作りや水遣り、さらにミツバチたちの飲み水としても活用しているのです。




ミツバチがいなくなれば、人類は4年で絶滅する⁉

これはアインシュタインの言葉ですが、ミツバチはこれ程私たちの生活に欠かせない存在ということがよく分かります。

ミツバチは様々な花の蜜を吸うことで花粉を運び、なんと90%もの作物の受粉に貢献しているのです。ミツバチが減れば作物は実をつけず収穫量が減り、食料不足となってしまいます。ミツバチの減少は、世界的に見てもとても深刻な問題となっています。日本では、農薬がヘリコプターで散布される7月~9月は、時津さんのミツバチたちも大

量に死んでしまうそう。もともと寿命が1か月程しかないミツバチですが、寿命がさらに短くなったり、命の循環が上手くいかないまま死んでしまうと個体数はどんどん減っていってしまいます。養蜂家は、そんな絶滅の一途をたどっているミツバチたちの命を繋ぐために人の手を加え、自然を豊かに保つためにも欠かせない農業なのです。




山口県山口市仁保下郷561



農薬を使わず実現した”黒の蒜蜜”で、贅沢なひと時を。

時津さんと出会い、FFC農業を始めれられたTOJO農園さん。 土壌作りから行うことで、農薬不使用のジャンボにんにくを目指し、2020年は13,000株ものジャンボにんにくの種を植えたそう。

山口県で活躍されている「TOJO農園」と「ときつ養蜂園Bee's life」この二組のコラボレーションで生まれた"黒の蒜蜜 KURO NO HIMITSU" は、FFC農業によって糖度が高くえぐみのないジャンボにんにくを実現。そしてそれを黒にんにくにし、最高級の蜂蜜に漬けることで体に良い逸品となりました。




■イラスト のもとしゅうへいさん Instagram:@shuhei_nomoto

パッケージは、黒ニンニクの質感と蜂蜜のツヤがリアルなイラスト。 現役美大生のイラストレーター、のもとしゅうへいさんが描いたこの作品と、高級感のある黒と黄色の箱で、印象的なパッケージが完成しました!



二人三脚で、大きく愛情たっぷりに育てられた「ジャンボにんにく」そして、地球の未来を考えながら大切に育てられたミツバチの蜂蜜。この思いと、素敵な商品が皆さまの元に届きますように。




Dono della Terra-地球からの贈り物-






















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