InnovatIon CEO Ishihara執筆
兵は拙速(セッソク)なるを聞くも、未だ巧久(コウキュウ)なるを睹(み)ざるなり
と読むのだが、
昨日ある会議に参加した際にこの言葉を思い出したのです
まずこの言葉は「孫子」中国最古の兵書であり、簡単に言うと戦争に勝つ方法を多く語っている書なのですが、日本も多くの偉人達はこの書をバイブルとしていたとしても有名である
私は、現代にもこの方法は役に立つと思っております。
もちろん戦争ではなくビジネスに!
兵は拙速(セッソク)なるを聞くも、未だ巧久(コウキュウ)なるを睹(み)ざるなりとは、
やると決めたら素早く実行に移せ、完璧を目指すあまり準備に長期化させて良い例はない
そして,「ダメならすぐ引き返せ」ということである。
そして、今、まさにこの言葉は重要なのでは無いかと感じる一コマが・・・
話題はSNS
とある大手A社は、日本でも誰もが知っている大手である
しかしSNSの投稿はフットワーク軽く投稿され、エンゲージメントは伸び続けフォロワーも伸びている SNSを理解し、そして低評価のコメントにも恐れず真摯な対応を社内全体で徹底して行っている結果だと評価されている
SNSは今や企業にとっても重要なアイテムの一つになっている 会社を知って欲しい、商品を知って欲しいと思いはそれぞれだが、SNSのエンゲージメントを増やす事に力を入れている企業も多い
しかし、SNS一つ投稿するのに上層部の許可が必要だったり、それも何人も
そして、せっかく考えたネタの多くは却下され月に1,2回しか投稿できなかったりという話を耳にしたのです。
SNSを求める、届けたい先の世代と、会社の許可を出す上層部の世代に
とてつもなく大きな壁?があり、上から許可が降りた投稿は全くバズらなかったりと
担当者は正直何をしているんだろう 上司の気に入る投稿を上げ続けているのに、なぜそんなに時間を費やしているのに、フォロワー数が伸びないんだと言われる始末
苦しいですね しかしSNSに限らず、あるあるですよね
「ボスは消費者である」マーケティング紙に書かれたとある企業のCEOが言われた言葉を思い出します
市場調査もなく市場を知ろうともせず指示を出すのは大変危険です
今、リスクを恐れすぎても事は動かせない時代に入っている まさに二極化と言われた時代
こんな所にも二極化は気づかぬうちに進み、双方に大きな溝を作り取り返しがつかなくなるのでしょうね
大手でもできている事がなぜできない
リスクより消費者に、顧客に目を向け高感度を高め続ける企業
リスクより進め が出来る企業と出来ない企業
未来はどんな結果を生み出すのか、、、
つづく・・・
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